来年は読まず嫌いを治したい

食べず嫌いのように、「読まず嫌い」という言葉はあるのでしょうか?
もしあるのであれば、来年は読まず嫌いを治したいと思っています。

 

今年から来年にかけては9連休とあって、休み甲斐がある年末年始となりそうです。
旅行や里帰りの予定がある人にとっては、とてもいい連休だと思うのですが、生まれも育ちも東京の私にとっては只々家にいるというだけの日々です。

そこで、この年末年始は「鬼平犯科帳全24巻」読破しようかと考えました。

最近になるまで縁遠かった池波正太郎ですが、彼のエッセイを1冊読んでからいくつかの小説を読み、今は鬼平シリーズの数珠繋ぎ状態となっています。
どうやら、私はこれまでもこのように一途に読み続ける作家やシリーズが多かったように思います。

ただ、もっと面白い本の世界があるのでは?と思うこともあり、新しい作家との出会いを求め、書店をぐるぐる回ってみても、いろんな理由をつけていつもと同じ作家の本を取ってしまうの繰り返しです。これは「読まず嫌い」というのでしょうか。

 

 

「読まず嫌い」を治したい!

そんなことを考えているときに、2024年11月29日の読売新聞の記事を思い出しました。小学館から「GOAT」という文芸誌が創刊されたという記事です。(ちなみに表紙は紙好きのヤギの絵)

「多種多様な作品が載る文芸誌は、好きな作家を見つけるに本1冊を無駄にしないところがいい」

だそうです。

これは、これまでに避けてきた作家を強引に読むにはちょうど良い、と購入しようとしたところ、どこも売り切れです。どうやらこの本、売れてます。
手に入らないことに加え、本文紙にはカラフルな色上質紙を使っているらしいことも、私の購入意欲を掻き立てています。
電子書籍版は売ってます。でも紙じゃなきゃダメなんです。

仕方なく、この年末年始は鬼平とこれまで避けてきた「シャーロックホームズシリーズ」を無理やり読むとして、来年こそはこの「GOAT」で読まず嫌いを克服し、いい本との出会いを期待しています。

さて、今回の記事で今年の投稿は終了です。本年も大変お世話になりました。
皆様もよいお年をお迎えください。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

(T)