デザインの可能性が広がる、紙のレーザーカットの特徴・注意点・事例も紹介

1.レーザーカットとは?

レーザー光を当てて、データ通りに素材を切っていく加工方法です。
当社では主に紙を加工しています(※)が、アクリルやコルクなども加工できます。

名刺やメッセージカード、屋内装飾、近年では御朱印などで目にする加工方法です。

(※ 当社にレーザーカット加工の機械はございません。協力工場にて加工いたします。)

 

2.レーザーカット加工のメリット

紙のレーザーカット加工は、型抜き加工では出来ない細かいデザインが再現できるのが特徴です。

装飾に使うような上記のようなデザインには、レーザーカット加工が向いています。紙の表面を削るように加工して彫刻のようにすることもできます。

また、レーザーカット加工は「抜き型」を必要としません。そのため初期費用がかからないのがメリットです。
少量での加工の場合、レーザーカット加工の方が型抜きよりも安価になる場合がございます。

3.レーザーカット加工のデメリット

レーザー光を当ててカットする際に、熱で紙に焦げ目がつくことがデメリットといえます。
近年では高速の機械が導入され、焦げ目が目立ちにくくはなってきていますが、まったく無くなるわけではありません。

また、レーザーカット加工はレーザー光が走る距離により価格が決まります。
細かいデザインの場合、レーザー光の走る距離が長くなるので、その分価格が上がってしまうことがあります。

4.加工事例のご紹介

ペーパークラフト

型抜き加工では型代が非常に高くなるため、レーザーカットで加工しました。
抜き型を必要としないレーザーカット加工のメリットを生かしました。

装飾用

切れ込みの部分は型抜き加工では再現しづらいので、細かいカットのできるレーザーカットで加工しました。

ステーショナリーや玩具

 

下記の様なテンプレートデザインも少量であればレーザーカット加工が適しています

5.まとめ

このようにレーザーカットは、様々な場面で細かいデザインを表現できる加工です。
生活の中で「こんな細かいのをどうやって切ったのだろう?」という紙製品を見かけたら、それはレーザーカット加工かもしれません。

当社にご相談をいただければ、デザインの内容や数量で「型抜き加工」か「レーザーカット加工」の最適な方法でお見積もりいたします。

お気軽にご相談ください。

(T)