厚紙選びに迷った時の参考に・・・当社でよく使われている厚紙をご紹介します

カルトナージュや商品の台紙などによく使われる厚紙ですが、どのような紙を選んでいいか迷っている方が多いようです。そこで厚紙選びの参考までに当社で多くご注文いただいている厚紙をご紹介します。
なお、こちらでご紹介する紙の名称は、あくまで当社のお客様が多く使っている名称ですので商品名ではありません。また、紙の説明も専門的な説明は省いております。紙製品・製本業界様向けの説明ではございませんのでご注意ください。

紹介する順は、同じ厚さだった場合での価格の安い順です。

1.チップボール

チップボールは古紙100%の紙で、見た目は両面・断面が「ねずみ色」をしています。また表面はざらざらして平滑性はありません。ハードカバーの本の表紙の芯材や紙を綴じるバインダーの芯材によく使用されている紙です。

チップボールという名称の他にも、グレー厚紙やグレーカルトン、NPCC、ネズミボール、ボール紙といった名称で呼んでいる方もいらっしゃいます。
チップボールは安価で紙の厚さの種類が豊富(0.5mm厚位~3.1mm位まで)かつ流通量も多いので、多くのお客様がご利用しています。
特徴:グレー・安価・厚さの種類が豊富

 

2.片面白ボール

片面白ボールは表面が白、裏面と紙の断面は「ねずみ色」です。裏面はざらざらし、平滑性はありません。
片白ボールや片面白カルトン、NPAC、片面白板紙といった名称も使われています。


当社のお客様では、厚紙に紙や布を貼ったときにねずみ色が透けて見えるのを避けるときに使用するお客様が多いです。
チップボールより値段がやや高く、チップボールほどではないですが紙の厚さの種類も多いです。(0.72mm厚位~2.5mm位まで)
特徴:片面白、片面はグレー・安価・厚さの種類はやや多い

 

3.両面白ボール

両面白ボールは両面が白い厚紙です。紙の断面は「ねずみ色」です。
両面白カルトン、両面白Sボールといった名称でも使われています。
厚紙に紙や布を貼ったときにねずみ色が透けて見えるのを避けるときに使用するお客様が多いです。
片面白ボールよりやや値段が高く、紙の厚さの種類は少ないです。(0.72mm厚位~1.12mm厚位まで)
特徴:両面白・やや安価・紙厚の種類は少ない

 

4.色厚紙

赤や青など色のついた厚紙です。断面まで色がついたものがほとんどです。色板紙、色ボード紙などといった名称でも呼ばれています。様々な製紙メーカーが製造し、色は多岐に渡りますが厚さの種類は多くありません。価格帯もチップボールに比べると、かなり高くなっています。
特徴:紙全体(両面)に色つき・高価・紙厚の種類は少ない

上記の他にもコーティングされた「コートボール」、パッケージなどに使う「高級板紙」、クラフト色をした「クラフトボール」など、もっともっと他にも書ききれないほど厚紙の種類はあります。ただ、当社にご相談いただくほとんどの厚紙が上記1~4の厚紙ですので、イメージされる厚紙に迷った際にはご参考としてみてください。

(T)