水に溶ける紙のご利益

先日に続き川越でのお話。
周遊バスで名所を回った際に、縁結びの神社【氷川神社】に立ち寄りました。お天気だったので、多くの人でにぎわっています。

すると境内の一か所に人が集まっていたので行ってみると、そこは人型の紙を小川に流し、その紙がミニ鳥居をくぐると厄落としになるというコーナー?(1枚100円)でした。
普通に流せば勝手に流れると思いますよね。なかなかそうもいかなくて、なぜならその紙は【水に溶ける紙】でした。

ある一定の世代の人なら【スパイ手帳】をご存知かもしれません。あの紙です。
紙業界ではその紙に名前もちゃんとついていて、その名も【水溶紙】。そのまんまです。

さて、おのおの厄落としに人型の紙を流している中で、流れの良くない方を見つけました。
その方は溶けかかって沈みそうな紙を必死に ”息で吹いてました”。その周りはワイワイと盛り上がっています。
ちなみに私の子供は見事?成功してご機嫌でした。

一枚の紙でもみんなで笑えるとは、それだけでもご利益ですよね。

(T)