カルトナージュのつめかけ箱などに。クルクル巻きやすい紙の切り方があります

カルトナージュに使用する紙のご注文をいただく際に、仕上がりが「帯状」になるようにご依頼をいただくことがあります。
使用する紙は、薄めのチップボール(カルトン)や厚めのケント紙です。

帯状の紙は丸型やオーバル、つめかけの箱を作る際に必要な部材です。
帯状の紙をクルクル巻いて使います。


クルクル巻くためには、巻きやすい「紙の切り方」があります。

詳しく説明すると紙にはパルプ繊維の流れ目があり、この繊維の方向(このことを紙目といいます)を使用用途に合わせて断裁機械にセットしてカットすることで、クルクルしやすい紙に仕上げたり、逆に一定方向に強い紙に仕上げたりすることができます。

ご自分でもお手持ちの紙を折り曲げたり、たわませてみても「クルクルしやすい」「曲げやすい」方向がわかります。

市販の簡易的なカルトナージュキットの中には、こういった作りやすい紙の方向を考慮していないキットもあるようです。せっかく仕上がったのにどうも美しい仕上がりにならないということが起こります。

そうならないためにも、当社ではお作りになる作品にあわせた紙の切り方を、メールやお電話にて営業担当者にご相談いただけます。
製作をご検討中の際にご不安点がある場合は、お時間を頂戴しますがサンプル紙をご提示することも可能です。

カルトナージュ作品で使用する紙がご要りようの際には、ぜひ当社までお問い合わせください。

(T)