トレーシングペーパーの筋押しと型抜き
当社では円(例:直径10㎝)やリング(例:内径25㎜、外径35㎜)、台形、窓抜き等を主にビク抜き(トムソン加工)という加工方法でご提案しております。この加工方法はご希望の形(※)を型抜きするだけでなく、同時に折スジをつけることも可能です。
これまで色々な紙の抜き加工をいただきましたが、実はトレーシングペーパーは形は抜けても折スジは加工方法との相性が悪く、上手くスジが入りません。
(※)金属を曲げて抜き型の刃を作りますので鋭角や複雑な形は再現できません。紙の厚さは2mm位までを推奨しています。2mm以上の厚さになると、再現できなくなったり、刃の寿命が短くなります。また、抜き型を作る際には事前にイラストレーターでのデータ作成が必要になります。 |
当社ではあまり加工実績がありませんが、試作時のものを今回ご紹介いたします。トレーシングペーパーの加工をご検討中の方は参考にご覧ください。

23.5㎏(厚さ 約0.04mm)

28㎏(厚さ 約0.05mm)

41㎏(厚さ 約0.07mm)
今回の試作結果では紙が厚くなるほど、折スジがハッキリしていることがお分かりになるかと思います。しっかり折り目をつけて折りたい場合には薄いものは向きませんが、目印程度でよければ薄くてもよいのかもしれません。今回の結果が少しでもお役に立てれば幸いです。
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