加工事例~神社様からの型抜き加工依頼~
神社にお参りに行った際に時折見かける人型の紙。
この紙のことを「形代(かたしろ)」または「人形(ひとかた)」と呼ぶことを最近になって知りました。それは、形代の型抜き加工のご依頼を度々いただくようになったからです。
岩波書店 広辞苑第六版によると
かたしろ【形代】
①紙を祭る時、神霊の代わりとして据えるもの。
②陰陽師が、みそぎ・祓いなどに用いた紙の人形。これで身体を撫でで災いを移し、川に流した。・・・などとあります。
そういえば私も以前、埼玉県の川越氷川神社にて水に溶ける紙で作った形代を小川に流して占う、という経験をしたことを思い出しました。
たしか、形代が溶けずに小さな鳥居をくぐれば厄落としになるということでした。
さてこの形代の型抜き加工の多くがこれまでお願いしていた業者様が辞められてしまったから、という理由で当社にご相談をいただいております。
その場合、現在お使いの形代をお送りいただければそこから刃型を作成して抜き加工が可能なこともあります。
また刃型(金型)がお手元にある場合は、その型が使えることもございます。(事前に使用できるかの確認が必要です。)
他にも神社様からは形代だけでなく、祭事で使用する様々な形状の型抜きのご相談をいただいております。
例えば花の形に型抜きや紙垂(しで)の型抜きのご依頼もいただいたことがございます。
神社様などでどこに相談をしていいかわからない場合、ぜひ一度当社までお問い合わせください。
(T)