紙製品にある突起物の話

紙に関わる仕事をして20年近くになりますが、町で見かける紙製品を見つけると、どんな加工で仕上げているのか、つい観察してみたくなってきます。つい先日も、娘の勉強に付き合っていたら、次の写真の付録がついていて観察してしまいました。(こうなると、もうある種の職業病だと思ってしまいます・・・)

 

 

当社のブログを読んでいただいている方々は、紙製品が好きな方、紙の加工をご検討されている方がほとんどだと思いますが、この付録の印の突起部分を何と呼ぶかご存知でしょうか?

これを私たちは『つなぎ』と呼んでおり、型抜き加工の主に次の場合につなぎが付きます。

①雑誌の紙の付録のように後で切り離して使いたい時

②完成品のサイズがとても小さく、加工現場でまとめるのが困難な場合

※つなぎが付く例として、画用紙くらいの厚さ(0.2㎜前後)で、1度に3つ以上抜く型の場合はつなぎが付きます。これは加工と同時に加工品が機械の下にばらけて落ちてしまう為です。

当社では円や三角形、ハートといった単純な形から魚や葉っぱ、風船等の形を型抜き加工でご注文をお受けしておりますが、条件が整えばつなぎ無しでご提供することが可能です。

サイズや形の違い、紙の厚さ等で加工条件が変わりますので、詳細はお問い合わせください。

型抜き加工の詳細はこちらをご覧ください

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