加工事例:めくり用紙の断裁

先日、「めくり」用の紙を切って欲しいとご相談いただきました。「めくり」というのは、落語などの高座や古典楽器などの演奏会の舞台の袖に演者名や演目(曲名)などを書いて下げておく紙の事だそうです。

高座や舞台の端に、ぺろりとめくる、紙の束が下げてあるのをテレビや演芸場などでご覧になったことのある方も多いのではと思います。

お客様はこれまで琴の演奏会用のめくりの紙を作るのに、ご自宅でB1の紙(1030mm X 728mm)を縦半分に切っていたそうです。大きな紙をまっすぐに切るのはなかなか骨の折れる作業です。ましてやご自宅となると、広げる場所を確保するのも一苦労です。演奏会のたびに曲目の数だけお切りになられていたとなれば、さぞご苦労も多かったと思います。

最初は上質紙を切ったものが30枚ほどあれば良いとのご相談だったのですが、お話しさせていただいている中で、一般的なコピー紙よりも少し厚めの紙で、仕上り枚数100枚にお切りさせていただく事になりました。巻き癖が付くと書きにくいので、癖が付かないように平らな状態で梱包してご納品しました。

 

使用紙: しらおい上質紙 90㎏ 四六判Y目 50枚

仕上がりサイズ: 1030mm X 364mm 化粧断ち

数量: 100枚

 

納品後にお客様からご感想と、めくりのお写真を頂戴しました。

本日、お品物が届きました。

迅速でご丁寧な対応、有難うございました。

早速使わせていただきます。

また、機会がございましたら、どうぞよろしくお願いします。

 

お送りいただきありがとうございます。

(紙は弊社でお切りする以前のもののようですが、めくりを拝見したいと申しましたら、お写真を送ってくださいました。次からは弊社でお切りした紙がこのように舞台の袖に掲示されるのですね!)

紙を半分に切るというシンプルな作業ですが、きれいに切るとなると思っている以上に大変です。

今回は100枚にお切りさせていただきましたが、少ない枚数でもお受けいたします。手間・仕上りにお悩みの方は、弊社にお任せになってはいかがでしょうか。

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(S)