カルトナージュに使う、ケント紙のお取り扱いがございます
当社からカルトナージュの用途で厚紙をご購入いただく方の多くが、ご一緒に「ケント紙」もご購入されています。
ケント紙はカルトナージュ作品では、芯材や化粧の意味合い、発色をよくするなど様々な用途に使われています。
もともとケント紙は製図用の紙です。
昭和56年(!)の東京都製本工業組合発行の製本用語集によると、
ケント紙
高級の製図用紙。(中略)消しゴムによる抹消性に対する抵抗の大きいこと、サイズがよく効いていること、色白なことなどが要求される。
とあります。
ここでいう「サイズ」とは薬品処理をして紙にインク等の水分を浸み込ませない処理を施す加工のことです。
作品を作る際、糊をつけてもケント紙は波打たずコシがあって使いやすいと聞きます。この「糊との相性の良さ」がカルトナージュでケント紙が選ばれている理由の一つのようです。上記にある製図として必要だった「水分が浸み込みにくい」というケント紙の特性が、カルトナージュの糊を使う用途に合っているのかもしれません。
カルトナージュとケント紙の関係が少しわかったような気がしました。
さて、当社では様々な厚さのケント紙を大判サイズで1枚から販売しております。また、ご希望のサイズにカットすることもできます。
ケント紙をお探しの際には当社までぜひご相談ください。

(T)
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