不織布裁断のお見積もりの際には、カットサンプルのご送付をお願いしております

当社ではロール素材不織布の裁断カットのお仕事をいただくことがございます。
不織布の裁断カットの費用は他のロール素材に比べ割高です。
では何が違うのかをご紹介いたします。

当社で切るロール素材の加工工程とは?

当社で普段から切っている素材は、裏に紙を貼った布や同じようなビニールのロール素材です。
それらの素材を切る手順について簡単にご説明します。

(例)
素材:裏に紙を貼った布 幅1070mm×50m巻のロール
仕上がり寸法:100mm×100mm 

工程1.シートカッター機
ロール状をほぐし、平らな状態にカットします。この平らの状態を平判(ひらばん)といいます。
シートカッター機で幅はそのままに、巻いてある方向1200mmでカットし、1070mm×1200mmの平判にします。

工程2.ギロチン断裁機
平判を重ねて揃えギロチン断裁機にセットし、仕上がり寸法100mm×100mmにカットします。

工程3.梱包
仕上がった素材を崩れない程度の適量に梱包またはパレット積みします。

コシのある布や紙、紙貼りしたビニールはこのような手順で裁断しています。

不織布の裁断カットはどう違うのか?

一方でそれらの素材とは違った性質を持つロール状の「不織布(ふしょくふ)」の裁断カットでは上記の工程と少し違いがあります。

まず不織布のお見積もりのご依頼をいただく際には、お客様のお手元にある不織布のカットサンプルをお送りいただいております。それはひと口に不織布といっても厚さや風合いが多種多様にあるからです。

不織布はコロナ過で話題になったマスク以外にも、例えばウエットティッシュやカーペット、フィルター、手提げバック、ふきん、フローリングの掃除用途などなど、ほかにも身の回りに多く使われ、ここで挙げた用途だけでもそれぞれの不織布に違いがあることがお分かりになるかと思います。

不織布は通気性や柔軟性があることが特徴で、それによってさまざまな製品に利用される優れた素材です。逆にその特性によりフカフカし平滑性が無いものが多いので、上記の工程1の後、2に移行する際に綺麗に重ねることができず揃えるのに手間がかかります。

このようなばらばらの重なり具合から工程2でご指定の寸法に切っていきます。
しかしこのままでは不織布のクッション性のため、きれいに切れません。そこで上下に厚紙をあてて切ることで真っすぐに切ることができます。

(左)切った後 (右)上下に厚紙をあてて切る前

そのため当社で通常加工している素材に比べ工程が多く、加工に時間がかかり、その分費用がお高くなってしまいます。

お手元のカットサンプルをお送りいただくのは、まずは当社で加工が可能かどうかの判断もそうですが、加工にどのくらいの時間がかかるのかを判断するためです。その時間を基にお見積もりをご提示いたします。

不織布の裁断カットをお考えの方にはご面倒をお掛け致しますが、何卒ご理解をお願いいたします。

ロール紙の裁断カットはこちらへ

(T)